過日、北海道新聞社、東記者の取材を受けました。法人の設立、蜂蜜酒の製造・販売に関して伝え、記事にして頂きました。記事は地域の話題/名寄・士別面には2025年3月13日、全道の経済面には3月29日に載りました。こちらから説明した事項は、良くまとめてくださっています。

記事に書かれていない以下の事項を、このサイトにてお伝えしたいと思います。(少し長い話になるので、記事に向かないのでしょう。)

・ラベルのデザイン

・醸造所について(別途お伝えします)

 ラベルのデザイナーは、本プロジェクトの功労者のお一人です。ラベルは沼田町に住むtocoto一級建築士事務所、山本郁江さんにデザインしてもらいました。彼女は一級建築士ですが、食品パッケージのデザインもしています。

 当ラベルの設計条件は簡単ではありません。彼女に示した要件は以下の2つです。山本さんは、この2つの期待に高いレベルの出来栄えで応えてくれました。

1. 視認性が良いこと。(1文字の銘柄はオーナー側で決めました)

2. 若い人、特に女性が好むデザインとする。

1について

 瓶が小さく、途中からくびれているため、皴が無く貼れ、且つ、正面から良く見える範囲は縦8cm、横5cmです。ラベルは小さくならざるを得ず、この中に銘柄の漢字(1文字)、読み、英訳を入れてもらいました。イメージカラーは伝えましたが、最終的な全体の配置と色の選択はデザイナーに任せました。「黎あかつき」には長い冬を越え、春が訪れた歓びが込められています。「農みのり」には北海道の豊かな実りと深まりゆく秋の色合いを込めました。「剣つるぎ」には冬の厳しさと美しさを込めました。ラベルの背景には「けんぶち」がぼんやりと書かれています。(夏をテーマにした銘柄は別途作ります。ご期待ください。)

2について

 このお酒は誰が飲んでも良いのですが、特に30代、40代の比較的若い層に手にして頂きたい。柔らかな香りと味わい、そして低アルコールは、あまりお酒には強くないが、時々飲む方に合っています。また、蜂蜜酒は、西洋では新婚さんが飲むように、祝事に向く酒でもあります。当面、現物は地元と、旭川&札幌の限られた店のみに置くので、北海道を訪れた記念の品にもなりましょう。酒のラベルは、一般論として、凝れば凝るほどシニアの男性が好むような重たいデザインになります。この酒には、若い人が気軽に手にする、若い人の家に飾られていても違和感がない、そんな軽やかさがあります。完成したデザインはそのように仕上がりました。

 これらのことは新聞記事では伝えきれません。どうぞお店で手にしてみてください。