京都の㈱金市商店の「赤蜜月」

皆様は蜂蜜酒をご存知ですか。英語ではmeadと呼ばれています。
入れ物に集めた蜂蜜があるだけで、条件が整えば自然と発酵し、酒になることから、ワインよりも古い歴史があると言われています。
自然発酵では酒になるのに年単位の時間がかかることから、流通している蜂蜜酒は蜂蜜を水で薄め、それに発酵材料(ワイン酵母、日本酒麹等)を加え、1~数ヶ月で醸造します。

発酵酒は生産量も少なく、製造価格が高くなることから、日本国内で流通している量は少ないです。
先日、日経新聞に蜂蜜酒の特集がありました。主に本州で約10ヶ所の醸造所があります。
大きく2つに分かれ、日本酒メーカーが作っているもの、もう一つは独立系の醸造所です。
味は洋酒で言えばシェリー、日本では梅酒に似ています。但し、製造方法、原料となる蜂蜜の個性、風味をつけるための添加物等により、味わいは異なります。
欧米では結婚式の祝杯として使われることがあるようです。また、新婚者が最初の1ヶ月、蜂蜜酒を飲む習慣もあったようです。
これがhoneymoon/蜜月の語源となったと言われています。

剣淵町では2件の養蜂家がいます。
そのうちのお一人、早乙女さんの百家蜜(複数の花種から取れた蜜)を原料にして作ります。
製造は、埼玉県小鹿野町にあるディアレットフィールド醸造所に委託します。
完成は2024年6月末頃の予定です。

まずは、自分の町の蜂蜜がどのような味の蜂蜜酒になるのか、確かめたいと思います。